国民民主党は党本部で開いた両院議員総会で26日未明、自由党との合流を了承した。関係者が明らかにした。

25日の午後6時半に始まった総会は、途中で休憩を挟みながら、日をまたぐ形で2日がかりで議論が続いていた。

玉木雄一郎代表はこれに先立ち、自由党の小沢一郎代表と、こちらも3時間以上、断続的に会談し、合流議論が難航する「壁」の1つになっている参院選岩手選挙区(定数1)の候補者調整問題などを議論した。

参院選岩手選挙区では自由、共産、社民3党が新人の擁立を内定したものの、小沢氏と対立する国民民主の階猛衆院議員(岩手1区)は、別の候補の擁立を求めており、調整に時間がかかっていたとみられる。

一方、自由との合流には慎重な声も根強く、展開次第では離党者が出る可能性もある。

合流に関する判断を出す期限は今月30日に迫っており、大型連休に入る前の26日が、事実上のタイムリミットだった。