英北部スコットランドのネス湖で先月末におよそ50年ぶりに2日間にわたって未確認生物「ネッシー」の大捜索が行われて世界中が「モンスターハント」に注目する中、2018年に日本生まれの女性が撮影した目撃写真が新たに公開され、話題になっている。米ニューヨーク・ポスト紙によると、2018年8月17日にネッシーの最新画像として知られる近影が英国人少女によって撮影されたのと同じ週に、チエ・ケリーさん(51)というスコットランド在住の女性もネッシーを目撃していたという。
英サン紙によると、日本生まれのケリーさんはスコットランド北部の街インヴァネス出身の夫と共にネス湖を家族旅行で訪れた際に、湖面で動く生き物を目撃して写真に収めたという。「ヘビのように見えた。それは間違いなく生き物で、動いていた」とコメント。しかし、当時は世間にあざ笑われるのが怖かったので公表しなかったというケリーさんは、200名ものボランティアが参加して大捜索が行われたことからこのほど公開に踏み切ったと明かしている。ケリーさんから写真を見せられたという、大捜索に参加した30年間ネッシーを追い続けているカメラマンは、「私がこれまで見た中で最も刺激的な表面に浮かぶ写真。まさに長年、私が撮りたいと思っているものだ」と述べている。
ケリーさんによると、夫妻は当時5歳の娘を連れて湖の東岸のドリズという村に滞在しており、昼食後に湖畔を散歩している時にキヤノンのカメラで撮影したものだという。娘の写真を撮っていたというケリーさんによると、海岸から200メートルほどの場所を右から左に一定の速度で移動する生き物が現れ、シャッターを切ったという。「最初はカワウソかアザラシかと思った」というケリーさんだが、謎の生き物は水面で回転するなどしていたが頭部は見えず、数分後に姿が消えて以降、再び浮上してくることはなかったという。鳴き声なども聞こえず、水面は暗く、生物の色はまったく分からなかったと証言している。
赤外線カメラを搭載したドローンや鳴き声を拾うための水中聴音装置など最新テクノロジーを活用して先月26日と27日に行われた大捜索では、1000を超える目撃情報が寄せられたと言われているが、現時点ではネッシーの発見につながる有力な成果は発表されていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

