蕨シニア(北関東支部・南部ブロック)

昨秋の台風では荒川の河川敷グラウンドが完全に水没。それでも11月くらいから練習は再開できるようになったという。「冬の間は、徹底的にバットを振り込みました。目指したのは攻撃的なチームです」と大野幸広監督。結果、期待の上位打線が誕生した。

「中堅手の宮平祥太朗が1番か2番。体は大きくないが打撃センスがよく、バントもできるし盗塁もうまい。クリーンアップには4番高野陸(一塁手)が本塁打も期待できる存在として座り、前後に上杉修一郎(投手)と高橋歩夢(遊撃手)が入ります」(同監督)。下位打線も負けてはいない。正捕手と内野手を兼ねる原淳平主将が起点となり攻撃の「もう一山」をつくり出す。

「守っては、上杉が絶対的なエース。右のスリークオーターで、速球主体にグイグイと押すタイプ。しばらく肩を故障していましたが、トレーニングを頑張って春には復帰というところで残念な思いをしています。それだけに、夏は1つでも上を目指していきたい。まずは3勝を目標にします!」(同)。