大波乱が起きた-。大本命フィールドオブゴールドの馬主ジャドモントが用意したペースメーカー、キラート(セン4、R・ベケット)が押し切り、G1初制覇を果たした。鞍上はリチャード・キングスコートで勝ちタイムは1分37秒92。首差2着にロザリオン。3着にアンリマティスが入り、フィールドオブゴールドは4着に敗れた。
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信じられない結果に終わったが、これが競馬だ。2頭で軽快に飛ばすセレンゲティ、キラート。クールモア陣営とジャドモント陣営が用意した2頭のペースメーカーだったが、残り200メートルで脚色が鈍ったセレンゲティに対し、キラートはまだまだ余裕があった。愛2000ギニー、セントジェームズパレスSを圧勝した3歳のマイル王フィールドオブゴールドの芦毛の馬体はだいぶ後方。ロザリオン、アンリマティス、ドックランズ、カールスパクラー、懸命に追いかける後続のG1ウイナーたちもグッドウッドの坂で脚があがり始めた。残り100メートル、両サイドからロザリオン、アンリマティスが迫るが、ジャドモントの勝負服を着たキングスコート騎手とキラートがもうひと伸び。同じベケット厩舎で1歳上の半姉が昨年の凱旋門賞馬ブルーストッキングという血統のショーケーシング産駒が、歴史に残る番狂わせを演じて見せた。
キラートはこれでグッドウッド競馬場で3戦無敗。管理するベケット師は「ハロン12秒台を続けることが狙いで、彼はそれをやってのけました。シンプルです。(もう1頭のペースメーカー)セレンゲティを交わしたとき、他の馬が来ないことがわかったし、キラートは止まらないと確信しました。彼はグッドウッド競馬場のスペシャリストです。リチャード(キングスコート騎手)は素晴らしい仕事をしてくれました。彼はペース判断が素晴らしいのです。(27着に敗れた前走の)ロイヤルハンドCは私がブリンカーを着用させたせいでうまくいきませんでした。あれは間違いでした。母馬のエミュラスは私たちにとってとても素晴らしい牝馬です。彼女はブルーストッキングを出し、今度はこの馬が出ました。金のなる木のようです」とレースを振り返り、喜びを語っている。

