地元の歓声を味方につけて-。初の函館リーディング獲得へ、丹内祐次騎手(40)が12勝で単独トップに立って最終週を迎える。
先週土曜は1Rから4連勝を飾るなど1日5勝の固め打ち。ファンのボルテージが上がるのを「3レース目ぐらいから感じた」と振り返り、「すごく流れが良かった。地元の風が吹いていた」と笑顔を見せる。
函館競馬場は実家から徒歩圏内。この世界に入る前から思い出が詰まった場所でもある。「中学生の頃は、学校へ行く前に公開調教を見に行っていました。学校に間に合う時間まで、ずっといて。当時は(JRAが)おにぎりとかも出してくれていた」と懐かしそうに語る。
福島や新潟、そして小倉でもリーディングを獲得したことはあるが、地元函館ではまだ手にしたことがない。それだけに「すごく取りたいタイトル」と実感を込める。
現在2位の横山和騎手は11勝で、わずかに1差。2着数は現時点で横山和騎手が3つ多いだけに、丹内騎手がこのまま“逃げ切る”には、勝利数で上回り続けることが最大の近道となる。
「追い切りではいい動きだった。好感触」と評する函館2歳Sのダイシンドラゴンなど、土日で計22鞍に騎乗予定。何よりも後押しになるのは故郷の声援だ。「地元の風に期待します。もう一度吹いてほしい。駄目だったら、日曜の夜はやけ酒ですね(笑い)」。気負いはない。しっかり結果を出して、美酒にひたる。【奥岡幹浩】

