- 選手村。この看板がなければ、ありふれた集合住宅
お祭りだから…
日本のみなさん、ボアタルデ! リオのオリンピックまであとわずか…日本では6日朝が開会式になりますね。お祭りが大好きなブラジル。普通だったら、国全体で盛り上がっているはずですが…なぜか今回は心配事ばかり。
大統領が弾劾裁判にかけられることになるは、ZIKA(ジカ熱)は出てくるし、競技場建設は遅れるは…なんか本当に大丈夫か? という感じが続いています。実は僕自身も日本やアメリカなど、海外の友人から「本当に開催できるの?」なんて聞かれたりしますよ。
安心させるの苦手
まぁ、元来ブラジル人は、人や周囲を安心させるのは超苦手な国民性を持っています。計画性に欠けている分、その場しのぎは得意中の得意(w)。だから、大丈夫でしょう(←かなりいい加減。笑って許して)。
- 旗が目立つドイツチーム
そんなわけで、ノリでなんとかなると思っちゃったりもします。そうですね…当時(2002年)、日韓共催のサッカーW杯もブラジルが優勝するとは誰も信じていなかた。ホント! でも結果ドイツに2-0で勝っちゃたりして。その反面、2014年の自国での開催では「今回は!」と思いきや、準決勝でドイツに1-7で負けちゃうし…あっこれを言ったら、みなさんを余計不安にさせちゃうか…
人海戦術で乗り切る
でも、オリンピック専用のインフラは、ほぼ出来上がっているし、遅れているのはリオ市内のインフラのみです。そこは、なんか人海戦術で乗り切るそうですよ…いや、ホント。
- 何かあったら私たちが守ります。でも、間違って撃たないでね
例えば、地下鉄がすべて完成しなくても、バスを出したり、治安が心配なら、軍を使ったりもするそうです。水の衛生面で心配でしょうが、メダルと天秤にかけたら、選手は迷わず水を選び、湖や川に飛び込むでしょうね…まぁ、なんとかなるでしょう…(この僕も、ブラジル人です!)
そして、オリンピック。開会式まで1週間を切りました。受験間際に復習しても仕方がないと同じです。開き直って楽しみましょう。で、僕もちょっと面白いと思えることを並べてみました。少し、ブラジリアンジョークも混ぜてね…
最初で最後にならないように
(1)南米開催のオリンピックは今回が初めて=最初で最後にならないように…。
(2)ちなみに五輪とは、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸と、その相互の結合と連帯を意味していますよね。これで残るのはアフリカですね=ブラジルの結果によって今後、アフリカの可能性もあり得る?
(3)配られるオリンピック金メダルは1種目ひとつとして306個=盗まれる前の数字です(笑い)
(4)13万人がリオのオリンピックで仕事をするそうですよ=この人数には盗っ人も換算されているのかな?
- マスコミはこんな写真を掲載しています。これはヒドい。でもちょっぴり本当かな
- ちゃんと掃除もしていますよ~
健康にご注意
(5)206の国家と地域を代表する約1万200人の選手が参加。ちなみに28競技306種目。=みなさん、健康にご注意を!
(6)サッカー競技はオリンピック開会式前に始まります。それも、リオ市内じゃ競技場が足りないので、サンパウロ、ブラジリア、サルバドル、マナウス、ベロ・オリゾンテと、リオにプラスこの5都市で開催=W杯をホストした大都市ですが、これこそ、ブラジルスタイルのなんとかなるさ、です。
(7)ゴルフは112年ぶりに復活とか=よりによって、ゴルフ人口が2万5000人程度の国で復活させるとは!?=まぁ、それでも2000年には3000人しかいなかったので、それなりに増えているかな?
- リオはこんなに美しいですよ。是非いらしてください
(8)チケット:750万枚を予定されましたが…なんか売れ行きが芳しくないとかで、その枚数を600万枚に減らしたけど、まだ余っているとか=ダフ屋などはブラジルでは商売あがったりですね。
チケット売れず予算はオーバー
(9)予算:最初は28biレアルでしたが、最終的には37biレアルに=予算オーバーはブラジルでは結構フツー。※1レアルは約32円。biはbillionで10億。
(10)7月24日に選手村がオープン。すでにアメリカ、イタリア、オランダは施設のレベルにガッカリして、それぞれが自腹でアップグレードするそうです。なんか宿舎の20%に水漏れや電気系統のトラブルがあるとか=ロッキー4でのスタローンの環境に比べればまだいいほうですかね。
- 夜景もステキな街とビーチです
さてさて、泣いても笑ってもあと少し。みなさん、リオのオリンピックを目いっぱい楽しみましょう! 明日は明日の風が吹く。(ブラジル・リオからアレックス。写真も)