3月24日、行ってきました「ジャパン・ドローン2016」。日本初の本格的なドローン国際展示会です。会場は千葉の幕張メッセで、3日間開催されました。主催は一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)で、出展社・団体は100社を超え、まさに日本最大級のイベントです。ドローンの機体のみならず関連商品や、応用サービスなど、さまざまな分野のブースがありました。その中でも特に目を引いたものをいくつか紹介したいと思います。

- 幕張メッセで開催された「ジャパン・ドローン2016」の各ブースです

- 「SECOM」のブースには世界初の民間防犯用の自律型ドローンが展示されています
長嶋茂雄氏のCM「セコムしてますか?」で有名な「SECOM」は、世界に例のない独創的な自律飛行監視ドローンを展示していました。例えば数台が止まれる駐車場付きの店舗に、深夜、不審車両が侵入したとします。駐車場の入り口に設置してあるレーザーセンサーがこの車両を検出すると、敷地内にセットされたドローンが即座に自律飛行を開始します。
ドローンはレーザーセンシング・GPSにより、自動的に車両を追跡し映像を記録します。車両停止時は車両の向きを認識し、ナンバープレートも撮影できます。人物侵入時は人物を追跡し、即座に顔の映像を捉えます。これらライブ画像は瞬時にセコムのコントロールセンターに送信され、その間にも警備員が現場に急行できるのです。
ドローンはあらかじめ作成された3Dマップにより、敷地内のみを安全に飛行するそうです。もちろん、このサービスを受けるには、利用先ごとに国土交通省の許可・承認を受ける必要がありますが、実に面白いサービスです。

- 防水のドローンが自動的に不審物を追跡し、ライブ画像を瞬時に送信します
ちなみに、このドローンは防水なので、雨の日も追跡出来るそうです。スタッフに「風の日はどうですか?」と意地悪な質問をしたのですが、「強風では飛ばせない」ということでした。まだまだ課題はあるようですが、近未来的で今後が楽しみです。

- 全長8メートル、両翼17メートルの巨大な「PREDATOR XP」。これもドローンというそうです
次に、各展示ブースとはスケールの異なる大きな物体が見えました。アメリカ国土安全保障省で運用されている「PREDATOR XP」という飛行機です。全長8メートル、両翼の長さは17メートルにもなります。潜水艦を含むあらゆる船舶を探知追跡し、密輸や不法入国を防止しているそうです。長時間にわたる継続的な監視、偵察活動が可能とのことでした。ドローンの定義は「無人航空機」なので、この飛行機もいわゆる「ドローン」と呼ばれるそうです。

- 潜水艦などを追跡します。長時間の偵察活動が可能です
まだまだ、興味深いブースは多々あります。次回は「ドローンが運ぶ宅配便」などを紹介したいと思います。【写真部・鹿野芳博】

