新たにファントム4を購入したものの、いつも練習している「ドローンフィールド(横浜市)」の予約がなかなか取れず、初フライトは持ち越されていました。初期設定なども不安で、いまだに電源も入れていません。そこで、練習場の横にある「セキド横浜ベイサイド店」に、直接行ってみることにしました。


体育館でのテストフライトで上昇する「ファントム4」
体育館でのテストフライトで上昇する「ファントム4」

 お店には、いつもお世話になっているスタッフの大岡さんがいました。ここはドローンの販売もしていて、専門スタッフが常駐しています。早速、持ってきたファントム4に電源を入れると、いきなり「バッテリーのファームアップ」が必要という表示がでました。はやり一筋縄にはいきません。ファントム3を使っている頃から、この「ファームアップ」には苦労してきました。


ファントム4に電源を入れると、いきなり「ファームウェアのアップデート」が出ました
ファントム4に電源を入れると、いきなり「ファームウェアのアップデート」が出ました

 今回は大岡さんに教えてもらい無事、ファームアップは済みましたが、どうして新品なのに、こんなことが起こるのでしょうか? 聞くと「機体は出荷時に全て調整してあるのですが、納品までの短期間にもファームアップを迎えることもある」ということでした。なるほどです。納得して帰ろうとしたら「体育館が使えるのでテストフライトします?」と言われました。


機体とiPad(アイパッド)をつないでアップデートします
機体とiPad(アイパッド)をつないでアップデートします

 飛ばせるとは思っていなかったので、うれしい限りです。体育館に移動し、機体に電源を入れ、プロペラを回しました。緊張の一瞬です。右スティックをゆっくり上げると、機体はすっと浮き上がり、真っすぐ上昇しました。


アップデートの際は機体の横にコードを差します
アップデートの際は機体の横にコードを差します

 体育館はGPSの電波が入らず、ファントム3では自らの風圧で機体が左右に流れたりしたのですが、ファントム4は「ビジョンポジショニング」という機能が従来比で5倍の精度となり、全くぶれずに安定しています。


テストフライトは無事、終わりました
テストフライトは無事、終わりました

 さらに驚いたのは、機体に付いた障害物回避センサーです。機体がカベなどの障害物に近づくと、約6メートルで警告音が鳴り出し、約2メートルになると自動に停止します。その他にも、驚く機能がたくさん搭載されましたが、長くなるので、次回以降に紹介していきたいと思います。


 さあ次回から、このファントム4で実戦に行ってきます。お楽しみに。【写真部・鹿野芳博】


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