標高1750メートルの湯の丸高原に建設中の「高地トレーニング施設」を昨秋、本紙五輪特集面で掲載しました。これは2020年東京五輪に向けた取り組みで、国内初の50メートル「高地プール」や、全天候型400メートルトラックもできます。


標高1750メートルの湯の丸高原に建設中の「高地トレ施設」を撮影するファントム4
標高1750メートルの湯の丸高原に建設中の「高地トレ施設」を撮影するファントム4

我々ドローン班は昨年の7月と11月に、林野庁と長野県東御市の許可を得て、ドローン「ファントム4」で上空から撮影しました。ドローン日記では初公開となります。


建設が始まったばかりの400メートルトラック=17年7月
建設が始まったばかりの400メートルトラック=17年7月

同地から上空約149メートルまで機体を上げると、浅間山や上信国境の山並みが一望できました。7月のフライトでは400メートルトラックは建設が始まったばかりでしたが、11月には早くもレーンが舗装されていました。


レーンが舗装された400メートルトラックを真上から=17年11月
レーンが舗装された400メートルトラックを真上から=17年11月

高地プールは建設が始まっていませんでしたが、東京から車や新幹線で2時間半の近場に完成すれば、日本の競泳陣は海外に出向く必要もなくなります。これまで、国内の高地トレーニング場といえば陸上長距離が中心でしたが、まさに水泳ニッポンの「虎の穴」の誕生となります。


浅間山や上信国境の山並みをドローンで撮影
浅間山や上信国境の山並みをドローンで撮影

雨に泣かされ、撮影は何度も延期となりましたが、2回にわたる撮影で進捗(しんちょく)状況も比較でき、良かったと思います。2020年は、日本競泳陣のメダル量産に期待したいですね。【写真部・鹿野芳博】


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