シーズン後期の大アユを狙って14日、兵庫・揖保川へ釣行した。午前10時ごろから中流域の盗人岩上流に入川。水位はやや高く、流シンに新アカがつきはじめたタイミング。残りアカと新アカを見きわめて攻め、午後3時までに22~26センチのナイスボディーのアユを16匹キャッチ。終盤を感じさせない追いとパワフルな引きを楽しんだ。
9月に入り、大アユの釣果が聞こえ始めた。揖保川は尺アユも夢ではないロマンのある川だ。大アユを育てる保護区の大トロ(9月1日解禁)では、28センチが釣れたという。
この日も大トロ周辺はたくさんの釣り人でにぎわっていた。運よく盗人岩上流左岸が空いていたので、入川した。ここは一本瀬と瀬落ちの開きがメーンポイント。まずは瀬落ちの開きからスタート。周辺の石は黒光りしていて残りアカが確認できる。フロロラインをセットしてオトリを泳がせた。狙いの黒い石で止め泳がせを演出すると、ククッと野アユがハリ掛かり。白い閃光(せんこう)のように魚体を光らせて走りだす。1匹目は慎重に引き抜いた。タモに納めたのは黄色い追い星をつけた22センチのメスアユだった。
シーズン後期のアユは産卵を意識するため、メスアユへの反応がよくなる。入れ掛かりの扉へのカギは、メスアユをオトリにすることだ。
素早くオトリをセットして、黒い石へ泳がすとガツンッと気持ちの良いアタリ。サオをしぼってタイミングよくタモに飛ばしたのは、23センチだった。このパターンで22~24センチを7匹ゲットした。
午後からは大型を狙おうと、一本瀬でサオを出す。流シンの石には薄黄色の新アカが確認できる。オモリをつけて石裏でオトリを泳がすとガガンッとサオに響くアタリ。野アユは流れに乗って下流へ疾走する。サオが伸(の)されそうになりながら、強引にタモに飛ばしたのは、本日最大26センチのアユだった。思わず「強烈! デカイッ!」と声がでた。野生的な姿にしばし見とれ、大アユとの出会いに手が震えた。
一呼吸おいて、23センチのオトリを流シンへ沈める。薄黄色い石に引き込むと、ガツンッと野アユがヒット。サオを上流方向にためて走りを止める。瀬脇のたるみまで寄せてタモですくったのは26センチ。これもデカイ。揖保川のナイスボディーなアユだ。大アユ連発でテンションは最高潮だ。
この後、瀬落ちまで釣り下がって24~26センチを計9匹。合計16匹と数は伸びなかったが、スリル満点な大アユとの駆け引きに満足して、午後3時ごろに川をあとにした。【日刊FPC・糸数恵士】
【今後の見通し】石アカは良好。農協裏では29センチも釣れており、しばらくは大アユが期待できる。10月ごろは尺クラスがあがりそうで、尺アユが取り込める仕掛けで挑みたい。おすすめは中流域の大トロ周辺、下野橋周辺。
【問い合わせ】揖保川漁協【電話】0790・62・6633、高井釣具店【電話】0790・62・2334。入漁券は年券1万3400円、日券3400円。
【交通】中国自動車道の山崎ICを出て南下。山崎インター南の信号を右折。県道26号に入り、御名の交差点を左折。同80号に入り戸原橋を渡り、最初の交差点を右折。揖保川沿いを走り盗人岩へ。

