東京湾で釣った魚をおいしく食べる宴会「秋の収穫祭」がアジとシロギスでそれぞれ実施された。3日にアジを中華料理で、13日はシロギスを韓国家庭料理でおいしく食した。写真を中心に当日の模様を伝える。
今年は山下橋「広島屋」で釣ったシロギスをすぐ近くの「メルパルク横浜」で、1月新年会、5月新緑会、8月納涼会でそれぞれ季節に合わせた中華料理で宴会を催した。最後の10月3日、収穫祭では旬を意識してアジでコースをつくった。調理を担当したメルパクル横浜・中華部門、千葉光治料理長は「実は、アジが得意なんだ。腕が鳴るなぁ」と瞳をらんらんとさせていた。
釣りも絶好調。広島屋だけでは参加者を乗せられず、八景「太田屋」も出船して集まったのはなんと30人。太田屋には日刊釣りペン・クラブの加藤雄二さんも同乗して、簡単な講習をしてから富岡沖で釣った。広島屋との釣果と合わせて約300匹。しかも、20センチ級の脂乗りのいい食べごろサイズが主流で、40センチ前後の大型も交じった。
料理では、中華風刺し身、甘酢あんかけ、マヨネーズソースあえ、シロギスでも定番だったレモンソース添えも出た。広島屋で参加したガールズバンド・ラベンダーのボーカル岡田万里奈も「アジ釣り楽しい。しかもこんなにアジがおいしくなるなんて。私はアジダンゴのスープがお気に入りです」とご機嫌だった。
来年も季節ごとに4回実施する予定。千葉料理長は「期待していてください。またおいしい新作を味わっていただきます」とニッコリと笑った。
シロギスは13日だった。広島屋で3時間釣って、横浜・福富町に韓国料理店が集まる「横浜リトルコリア」の家庭料理「麻浦(まぽ)カルビ」で行われた。
2009年に横浜市と韓国・仁川市がパートナー都市協定を結んだ。以後、両都市でさまざまな文化イベントを企画するキャンペーン「ヨコハマ・モシッソヨ」が展開されている。今回はその一環で、地元の東京湾で釣れた魚で「おいしい韓国家庭料理を食べよう!」という内容だ。
シロギスの居場所は、夏の水深10メートル前後から同20~30メートルとやや深場に移動。その代わり20センチ前後の大型が多くなってきた。参加者は平日ということもあって、5人だったが、コマメに誘うとアタリを呼び込むことができた。短い時間ながら100匹超が釣れた。
韓国風刺し身、煮物、そしてチゲ鍋と和食では想像できないメニューがそろった。参加者の石川アミさんは「柔らかな辛さとコクの深さ。シロギスのコリアバージョンすごいですね」と大感激。在日本神奈川県韓国人連合のソ・ユンソク会長は「東京湾で釣れた魚を使って交流もできますね。今後も続けていきたい」と意欲をみせた。【寺沢卓】

