えりも町沖では、ヤナギノマイが絶好調だ。8日、庶野沖で28~40センチが1人80~100匹とクーラーに入りきらないほど。ほか40~50センチのアオゾイが同2~3匹、50~100センチのマダラが同2~4匹、28~40センチのサバが同5~20匹だった。

 午前4時30分、目黒漁港から芳陽丸(小栗継男船長、【電話】090・1644・5923)に9人が乗船し、1時間ほどの沖に向かった。胴付き仕掛けにオモリは300号。水深110~115メートルに仕掛けを下ろした。早朝は潮が速く食い渋ったものの、ポイントを回るうちに食いが良くなり針数が釣れた。

 仕掛けはピンクゴム系の餌なしが効果的で、赤イカを餌にしていた人も匹数は上々。後半はより食いがたち、オレンジ色の魚体が鈴なりで釣れることもあり、電動リールを巻き上げる音が船内に響いた。

 クーラーが満杯になり、予備の入れ物を持ち出すほどで、釣り客は笑顔が絶えなかった。午前11時の沖上がりまで、サバ、アオゾイ、1メートル級のマダラも交じった。小栗船長は「絶好調で今後も期待できる」と、楽しみな時期が続く。【リポーター・竹鼻雅己=63】