5匹の重量で勝負する「2018日刊スポーツ・フィッシング・サーキット芦ノ湖ヘラブナ箱根王決定戦」が17日、神奈川・芦ノ湖「うえ乃」で行われた。24人が参加して、豊田秀美さん(54=甲府市)が5・6キロで優勝した。

 芦ノ湖では5月のハタキ(産卵活動)で40センチ台の大型の食いが立っていた。6月に入っても勢いは止まらずに今大会に突入した。優勝した豊田さんは10年ぶり2度目の芦ノ湖だった。24日に実施される本社杯西湖予選に出場する予定だったが、番号のかけ間違いで「うえ乃」に電話してしまった。「そうしたら箱根王の枠がまだ残っていたので、何かの縁だし出場するか、と」と、ひょんなことからエントリーした。

 全然ポイントが分からずに訪ねたが、知った顔のヘラ師がキャンプ場を選んだので「ついていったら、8時半までに3匹釣れた。その方が途中で道具をしまって引き揚げたら42・2センチの最大魚まで釣ってしまった」と豊田さんは満面の笑みだった。

 昨年の本社杯決勝(円良田湖)では準優勝だった。シードは優勝者だけなので「予選を渡り歩きます」と豊田さんは話していた。

 ▼記録(5匹重量、敬称略) (1)豊田 5・6キロ(最大42・2センチ)(2)山本要(34=伊勢原市)5・5キロ(3)神保和行(40=茨城・結城市)4・9キロ(4)大石政徳(53=横浜市)3・8キロ(5)青木弘幸(60=厚木市)2・3キロ