BS釣りビジョン「釣りうぇ~ぶ」MCの“おかまり”こと岡田万里奈(29)が2日、千葉・富浦「共栄丸」(笹子宏宣船長=51)でティップランアオリイカ釣りに挑戦した。

前日も三浦半島方面で、ティップランアオリイカとカワハギ釣りをしてきたというおかまり。「昨日のアオリイカが渋くて、船中1匹でした」というが、その表情はにやけていた。「その1匹が私だけだったので…」とほほ笑んだ。

共栄丸のアオリイカ船は午後便のみで、午後1時30分の出船。ポイントまでは10分ほどの近場だ。慣れた手つきでしゃくると、きっちり止めてアオリイカが餌木を抱くの待つ。突然、おかまりがアワセを入れる。「見ました? 今ティップ(穂先)が明らかに変なタイミングで動いたでしょう」。だが、掛からなかった。「フグだったかな?」としゃくりを繰り返すが、応答はなかった。

ミヨシから2番目の金枝広幸さんが船中1匹目を釣り上げると、立て続けに連続ヒットで2匹釣り上げた。結局4匹を釣り上げ、この日のサオ頭となった。大ドモ(最後部)のおかまりは「いいな~! こっちにも来ないかな…」。その後、前部は3人同時ヒットなどでにぎやかとなるが、おかまりはアタリさえない状態。「時合いを逃したかな? やばくない?」といつもは泰然自若のおかまりが、珍しく焦りをみせた。

あたりが暗くなった午後5時。笹子船長オススメの紫色の餌木にチェンジすると、「イカさん、お願いしま~す」と願いを込めて投入。すると、穂先のわずかな動きを捉え、アワセを入れる。「今、当たりましたよね?」。その場で再びしゃくって止める。そして、再びアワセを入れる。「なんかほら、触ってる!」。三度、その場でしゃくって止める。三度目の正直できっちり掛けた。「やった~!絶対にバラしたくない。絶対に!」。慎重に巻くが、アオリイカも必至の抵抗。「見えた、見えた。足1本だ!」という笹子船長のタモ入れで取り込むと、タモの中で餌木から外れた。まさに、間一髪。「よかった~! 船長、ありがとうございます」と感謝すると、「3回アタックしてきて、最後で掛かった。ありがとう、イカちゃ~ん!」と喜びを爆発させた。同乗していた客からも「おめでとう」の声と拍手が上がった。

笹子船長は「今日は潮が流れたり、止まったりで、難しい状況でした。もう少し流れがあればよかった」と話した。また、今後について、「今年は数は少ないけど型はいい。今20~21度で潮温が安定しているので、年内はできそうです。(潮の)温度が下がるとイカも深場に行ってしまうので、年明けは状況を見つつ考えます」という。挑戦するなら年内だ!

この日の模様は近日、日刊スポーツ釣り特集紙面(関東版)および、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で公開する。