寒波が弱まった1月27日、太平洋側白老沖へ出向いた。この海域には3週連続の釣行となるが、狙いはもちろん今が旬のサクラマスだ。シケが続いていた影響で潮の流れが速く、風も強くて序盤は苦戦したが、後半には群れの濃いスケトウダラやソウハチ交じりで良型を釣り上げた。条件さえ好転すれば数が伸びる手応えはあった。

午前6時、白老漁港から清栄丸(八谷船長、【電話】090・9524・9493)に6人が乗船し、40分ほどの白老沖に向かった。晴れ、風強く、波1・5メートル。サクラマス用仕掛け、ジグ、バケ600グラムで狙った。

水深は前週より10メートルほど浅い100~105メートル。狙いとは違うスケトウの群れは依然として濃かった。仕掛けを下ろすとすぐさまスケトウが掛かり、その都度、巻き上げて仕切り直した。何度か繰り返しているうちに、タナ80メートルラインで良型のサクラマスがスケトウ交じりで上がるようになった。

この日はジグの人たちは仕掛けが流されていたため、広範囲を探れるバケ仕掛けの方が効果的だった。もともと一筋縄では釣れない魚。今後も楽しみながらチャレンジしたい。

沖上がりは正午。釣果は1人当たり、45~53センチのサクラマス0~2匹、45~60センチのスケトウダラ40~80匹、28~35センチのソウハチ20~50匹、ホッケ、マダラが船中数匹だった。八谷船長は「サクラマス狙いは、徐々に安定してくるでしょう」との見通しだった。【リポーター・竹鼻雅己=69】