前立腺肥大症の予防は再発予防にもなります。前回は生活習慣病それぞれをきちっとコントロールすべきことを紹介しました。最終回の今回は、さらに「リスクファクターと抑制因子」にスポットをあてます。

前立腺肥大症のリスクファクターとしては、アルコールが問題です。尿閉を起こして病院に運び込まれる患者さんは、アルコールをかなり飲み過ぎているケースがほとんどです。だから、アルコールは適量飲酒を心がけましょう。

そして、最後に前立腺肥大症の予防・再発予防のために、抑制因子となるものを知りましょう。それは「イソフラボノイド」や「リグナン」をしっかり摂取することです。

イソフラボノイドとは、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種。イソフラボノイドも強い抗酸化作用を持ちコレステロール値の上昇を抑えます。野菜、穀物、大豆などに多く含まれているので、それらの食品を使った食事をきちっと取るようにしましょう。「大豆イソフラボン」とも言われてもいるので、大豆製品は豆腐、納豆、油揚げ、きな粉、みそなどに多く含まれています。

一方、リグナンもポリフェノールの一種。やはり抗酸化力が強く、加えて、脂質代謝改善作用、女性ホルモン様作用などがあります。多く含まれる食材は、キャベツ類、ブロッコリー、ゴマなど。このほか、カテキンを多く含む緑茶、リコピンの多いトマトなども積極的に摂取しましょう。前立腺肥大症の予防・再発予防に必ず結びつくはずです。(取材=医学ジャーナリスト・松井宏夫)(おわり)

◆次回から新連載「季節の変わり目…体調不良をリセット」をお届けします。医学ジャーナリストの安達純子氏が担当します。