死ぬときに後悔しないためには、人生の後半戦が大事です。後半戦で病気になってしまったりすると、あれもやりたかったのに、これもやりたかったのに、できなかったなということになる。後悔が残るのです。

スクワットをすると、沈み込むときに大腿(だいたい)四頭筋が伸びる。この筋肉は、体の中で一番体積が大きく、若返りホルモンが出ます。血圧を下げ、血糖値を下げ、認知症のリスクを下げ、大腸がんのリスクも下げてくれます。スクワットは最も代表的な、伸張性筋緊縮なのです。

みなさんがよく知っている筋トレも、伸張性筋収縮を意識してゆっくりやってみると筋トレ効果が高まります。ソファに腰かけるときも、ゆっくり腰かけてみてください。立ち上がるときよりも、座るときの方が、筋活になるのです。

【階段は下りる方が筋活】

階段は上るときの方がいかにも筋肉を作っているように思いますが、下るときの方が筋肉を作る。ぼくは例えば百貨店で、上りはエレベーターやエスカレーターを使っても、下りは階段を使うようにしています。こうやって日常生活の中で、伸張性筋収縮を意識してみてください。

ぼく自身もジムでスクワットをするとき、バーベルを担ぎながら上体を上げるときより、上体を沈み込ませるときをゆっくり行うように変えたら、太ももの筋肉が大きくなった。

あわせて、タンパク質をしっかり取れば、加齢などによって筋肉が減少するサルコペニアや、フレイル(虚弱)を防ぐことができます。