血液中の「糖」(血糖値)が高いその先に「糖尿病」がある。症状が乏しいため「合併症」も怖い。もし「高血糖」を言われたらどうするか。近年の治療・予防のトレンドを知って身を守ろう。

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「糖尿病」は大きく「1型」と「2型」のふたつにわけられる。1型の多くは若年期に後述するインスリンが出ないことから発症するといわれている。いっぽう、2型は食生活や体質等が影響する。その数は昨年公表された厚生労働省の「患者調査」によると369万9000人にのぼり、1型の13万9000人を圧倒する。今回も2型の話題を中心に展開したい。

まず我々が食事を通じて「糖質」を摂取すると消化・吸収を経てブドウ糖となり、一部はグリコーゲンとして貯蔵され、多くは血液に乗って全身に運ばれる。「血糖値」とは血液中のブドウ糖の濃度のこと。すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、そのおかげでブドウ糖がエネルギー源として利用される。エネルギー源として使われると血液中のブドウ糖の濃度は下がってもとへ戻る。

前置きが長くなったが、糖尿病の1歩手前の「境界型糖尿病」の診断基準は「空腹時血糖値」が110~125mg/dl、75グラムのブドウ糖を飲んで2時間後の血糖値「食後2時間血糖値」が140~199mg/dl、このどちらか一方または両方が該当したらあなたもりっぱな「糖尿病予備軍」となる。つまり空腹時血糖値110mg/dl未満、食後2時間の血糖値が140mg/dl未満。それ以上は「高血糖」、要注意だ。