食後に血糖値が急激に上昇すると、その後、膵臓からインスリンというホルモンが出て、血糖値が急激に下降する。これを血糖値スパイクという。この血糖値スパイクは、動脈を傷つけ動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める。
朝食前に測った血糖値(空腹時血糖値)が110ミリグラム/dlを超えると、糖尿病と診断される。これが糖尿病発見のための検査なので、血糖値スパイクは検査で見逃されてしまうことが多い。
朝食を抜くな
朝ごはんを食べない人は、昼食のあと血糖値が急上昇し、インスリンの過剰分泌によって血糖値が急下降し、血糖値スパイクが起こりやすい。そのため午後になると、イライラしたり、疲労感や眠気が出たり、人によっては動悸や冷や汗が出たりすることもあるので注意が必要だ。
朝食を抜かないこと、ゆっくり食べることが大事。食物繊維の多い野菜や海藻類をとり入れた、バランスの良い食事をこころがけよう。
夜寝る前の食事はダメ
仕事が忙しくて夕食の時間が夜遅くになり、そのまま寝てしまうと、消化不良をおこしたり、夜間に血糖値が乱高下して自律神経やホルモン分泌が乱れ、睡眠の質が低下する。就寝前の食事は、血糖値や消化機能、睡眠の質に大きな影響を与えるので控えた方がいい。
血糖値スパイクがあると、将来糖尿病になったり、脂質異常症、肥満などを起こしやすくなる。その結果、認知症や動脈硬化の発症リスクも上昇する。100年健康を作るためには、血糖値スパイクが起きないよう朝食をしっかり取る習慣をつけましょう。

