「夫婦でメダル」を目指す、初出場の広瀬順子(25=伊藤忠丸紅鉄鋼)が3位決定戦で勝利し、女子柔道初の銅メダルを獲得した。
スペイン選手を相手に足を攻めた。大外刈りから有効を奪い、さらに積極的に攻撃を仕掛けた。最後は一本背負いで決めた。「最後(3位決定戦)は自分の柔道ができた。メダルは自信にもなるし、改めて、もう1度、柔道を始めて良かったと思いました」。
10日、男子90キロ級に出場する夫の悠(はるか=37)については「夫婦でメダルなしはまずいと思っていたので、明日の試合は気楽に臨めると思います」と笑った。悠は試合の直前まで練習に付き合い、組み手で負けないようとアドバイスを送っていた。
順子は、少女漫画「あわせて1本!」に憧れ、小5で柔道を始めた。大学1年の時、膠原(こうげん)病の影響で視力が弱くなった。しかし、柔道を諦めきれず、12年に視覚障害者柔道を始めた。2人は13年の米国大会で出会い、順子がプロポーズして昨年12月に結婚した。稽古も生活も24時間一緒だ。順子は悠と出会ったことで実力をつけた。「結婚して柔道がより楽しくなった。あとは、悠さんにメダルを取ってもらうだけです」と、夫にプレッシャーをかけていた。


