山陽オートレース場の走路が生まれ変わり、以前にまして熱い競り合いが期待できそうだ。

8月から11月の間に走路の全面改修を実施、28年ぶりに新しい走路となった。普通開催、ミッドナイト2節を経て4節目にはG1スピード王決定戦が開催。スター選手の激しいレースの中で真価が問われた。

初日は断続的な雨でぬれたコンディションの中、地元の選手会支部長、角南一如が持ち味を発揮した。6Rで若井友和に終始食い下がり2着。以前の湿走路はいわゆる一本道で、滑らず走れる場所が決まっていた。それが角南の豪快な攻勢を生かせるほど、幅広いコース取りが可能になった。「思ったより外めを走れるな、と思った。食い付くしいい走路だと思う」。ここから選手がそれぞれ調整や走り方をつかめば、湿走路らしからぬスピード戦に期待できそうだ。

また乾きが早くなったのも大きな改善点。2日目は曇り気温も低かったが、初日の雨の影響はなかった。2日目は雪でぬれたレース以外は多くの選手が晴れの調整で走れた。当地走路をずっと見てきたベテラン、穴見和正が戸惑ったほど。「夏用みたいな状態のエンジンが走路に合ってなかった。新走路は食い付くのでパワーが足りない」。水たまりも残らず、良好な走路に生まれ変わった。

山陽走路は特にブチ、湿が難しい走路模様となることが多かったが、この走路ならオートの醍醐味(だいごみ)である、最重ハンデの強烈な追い込みも多く見られそうだ。