今年の正月開催は、各地で“異変”が起こった。欠場者が多く参加選手が不足、5車立てに満たない競走はできないため、多くの場でレースカットが行われた。

2日が開幕だった久留米は前検日の時点で9人が足りず、初日から5車立てや6車立ての番組ばかり。松阪にいたっては10人も不足したため、2日目から2個レースがカットとなった。

車立てが減ると単調なレースが多くなり、配当的な妙味も薄れて車券の購入意欲も伸び悩む。レースカットによる購買機会の減少も売り上げ減少に拍車をかける。前出の久留米、松阪と同日程で7R制を維持できた大垣と比較すると、売り上げ面で大きな差が出た。



猛威を振るうインフルエンザをはじめ体調不良の選手が相次いだのは否めないし、追加や補充選手を呼ぼうにも年末年始の交通事情で泣く泣く断る選手も少なくない。

それなら比較的、移動が容易な近隣の選手を集めて開催する「地区あっせん」になれば参加選手が確保できる可能性もアップするのではないか。

地区別の人数構成に偏りが起こりやすくなるのはデメリットだが、同地区での別線勝負など、普段の開催ではなかなか実現しない対戦ともなれば新鮮味もありそうだ。実際、コロナ禍の際には移動による感染リスクを避けるために地区あっせんが実施された時期もある。

いずれにせよ、今年の年末年始はJKAのあっせん課や各競輪場の番組担当の気苦労が増えないことを願ってやまない。