優勝戦は和田兼輔(33=兵庫)がイン逃げを決めて、オール兵庫初制覇を果たした。2、3着には古結宏(42=兵庫)、芝田浩治(48=兵庫)が入線した。

スタート展示では枠なりの全艇スロー。本番は枠なりの3対3。和田はインからコンマ08のトップタイミング。慌てることなく先マイに成功し、バック早々と独走態勢を築いた。スタート特訓では起こしから不安定で心配されたが「いつも特訓ではフライングを切るぐらい行くのに、届かなくて。時間もなかったし、落ち着いていくだけと思いました。展示で多少は上向いていました。本番はスタート全速で行けました。ホッとしました」と表情が和らいだ。

オール兵庫は初制覇となったが「優勝するつもりでいつも来ていますが、力の差を感じることもありました。前検からハプニングもあり、素直に喜ぶのはどうかと思いますが、9割がホッとして1割がうれしいです」と笑顔を見せた。今後に向けては「後輩の高野(哲史)君の活躍(7月鳴門SGオーシャン優出)も刺激になっていますし、目の前の1走1走を頑張りたいです」。大きなステージへの足がかりとなるVとなった。和田の次走は21日から住之江で行われる日刊スポーツ杯の予定だ。