決勝で単騎の大矢崇弘(33=東京)が2角3番手からまくり、デビュー10年目でS級初優勝をG3制覇で飾った。
「F1も勝ってない自分が勝っていいのかなというのはあるが、これから頑張らねばという緊張感があります」。2着には切り替えて直線で伸びた地元の元砂勇雪、3着には先行した松岡辰泰が入った。
レースは打鐘前2角から松岡-松川高大が仕掛け、地元の中井太祐がインで粘る形となった。大矢は打鐘で内を突いて4番手を奪取し、2角からスパートして押し切った。「内でも外でも、とにかく前へ前へという気持ちだった。結構足にきていたが、2角から覚悟を決めて踏んだ」と振り返った。
早実の野球部出身で、09年センバツで甲子園に出場。5番・左翼手として8強まで進出した。「プロ野球の道に進むのが夢だった」。その夢はかなわなかったが、競輪界で大きな花を咲かせた。【榎並義朗】





















