グランプリスラマー脇本雄太(37=福井)が、いきなり魅了した。特選12Rは4分戦で、正攻法から後方に下がってもお構いなし。佐々木悠葵の逃げをひとまくりして、2着以下に7車身も差をつけ、たたき出した上がりは9秒1。「仕掛けるタイミングが遅かったが、気持ちを入れて踏めました。上半身に痛い部分があるが」と振り返った。
復調ぶりを確かめ、迎える準決12Rは同県の近畿ホープ市田龍生都と初連係になる。かつては自身もG1覇者で市田の父・佳寿浩さん(76期・引退)や、近畿のリーダー村上義弘さん(73期・引退)の前で果敢に駆けた。
「さっき、市田が怖がった様子で自分にあいさつを。連係は早いか遅いか、いずれあること。自分も地元F1とかで市田さんや村上さんの前を回った。その経験が今の自分を作った」と心境を明かし「明日(準決)は、市田は逃げるだけならできる。ただ、求められることはそこじゃない。ラインで決めること。ファンもそう願っていると思う。もちろん、自分の位置が狙われる可能性もゼロじゃない。お互い、リスクを背負う。緊張感を持って臨む」と続けた。
4分戦で、自軍の中部近畿だけは3車ライン。果たして、脇本が軍師にもなって市田と決着を導くか、注目だ。





















