南米選手権ブラジル大会(6月14日開幕)に臨む日本代表のメンバー発表が24日、東京・JFAハウスで行われた。

森保一監督(50)は、GK川島、FW岡崎やMF柴崎ら経験豊富な選手たちの参加について「まずは1人の戦力として、いいコンディションでプレーしてもらいたい。その中で彼らの経験を伝えていってもらいたい」と期待した。

若手に求めることについて「ひと言で言うと『成長』。『レベルアップ』。ただし、ブラジルの地に行って、コパを経験するだけ、とは思っていません。勝ちにこだわって。その思いは必ず持って、チームとして戦ってきたい」。

前回、招待出場した99年大会は引き分け1回だけの未勝利。今回の目標を聞かれると「最終的に1次リーグ突破、勝ち点がどれだけ必要になるかはまだ分かりませんが、まずはグループ突破を目標に戦いたいと思います」と答えた。

南米との真剣勝負が待っており、1次リーグで対戦するチリ、ウルグアイ、エクアドルなど「本気の南米」のイメージを問われると「世界のトップがいる大陸の1つ。すべてにおいてレベルが高い。技術、駆け引き、判断力にたけている。体の使い方もうまい。学ぶところはたくさんある。ただ一概にチームとして日本人として、とは言えない。日本代表も個々に特徴が違う。もっと伸ばすところ、改善するところ、我々も指導しながらコパを戦ってきたい」と話した。