J1清水エスパルスが、19日のアウェー湘南ベルマーレ戦(BMWス、午後6時30分)に不退転の覚悟で臨む。

18日は静岡市内で約1時間の調整。冒頭15分が報道陣に公開された。前節横浜戦(0●3)に敗れ、クラブワーストタイの24年ぶり7連敗。最下位の18位に沈んでいる。

この日の練習前には、選手、スタッフが集まり円陣が組まれた。最多連敗の阻止へ、ピーター・クラモフスキー監督(41)は、身ぶり手ぶりを交えながら約3分間、熱く鼓舞した。「(横浜戦は)10人になっても勇敢に戦い、後半は無失点だった。次戦に向けてメンタリティーの部分について話した。自分たちの形をつくり、決定機を仕留めたい」と力を込めた。

取材に応じたMFヘナト・アウグスト(28)は「誰もがワースト記録には関わりたくない。カップ戦の決勝のように戦い、クラブのために勝利を目指す」と決意を示した。

勝ち点9で並ぶ17位湘南戦は、守備の要のDF立田悠悟(22)が出場停止。前節3バックの左で先発したヘナトは、センターバックを務める可能性もある。本職はボランチだが「必要とされた場所でベストを尽くす。自信はある」と胸を張った。9試合ぶりの白星を挙げ、不名誉な記録に終止符を打つ。【古地真隆】