どーもです。ミズノ「JPX925」シリーズですが、今日紹介する「JPX925フォージド」アイアンで、取り敢えず一区切りとなります。個人的には、今回試打した4本で最も興味のあるモデルでした。でも、実際にクラブを見て、「JPX925ホットメタル プロ」アイアンほどではないけど、やはり気になるのはバックフェースの厚みでした。実際に構えても視界に入りませんが、構えようとすると視界に入るのが、ちょっと気になりました。この手のアイアンでこの厚みは必要なのかなって。まあ、その辺も含めて確認してきましたので、早速いってみましょう。
まずは見た目から。
形状的には「JPX925ホットメタル プロ」アイアン系かな。先代「JPX923フォージド」アイアンとも、大きな変更点はなさそうです。なお、ソール下部に空間を設定しており、これにより高初速エリアが広がったようです。
フェースはやや小ぶり。形状的には先代および「JPX925ホットメタル プロ」アイアンとほぼ同じだと思います。なお、これも見た目からはわかりませんが、フェースの厚みを見直しているようです。先代はエリア別に厚さを変えていたようですが、「JPX925フォージド」アイアンはセンターが厚く、そこから楕円状に薄くなり、また厚くなるという「コンターエリプス フェース」を採用しているようです。
ソール幅は、フェースの大きさに対して適当。「JPX925ホットメタル プロ」アイアンよりも狭めで、トレーリングエッジに加え、リーディングエッジも設定されていました。
ネックは軽くグースが入っている感じもしますが、ストレートと言わればストレート。ボディは「JPX925ホットメタル プロ」アイアンとは別モノ。どちらかと言えば先代を踏襲だと思いますが、よりフェース下部のボリュームがある感じでした。
構えてみるとこんな感じ。シリーズで最もトップブレードが薄め。印象的には先代同様。「JPX925ホットメタル プロ」アイアンよりもシャープな印象でした。
今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH neo」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角30度、ライ角62.0度、長さ37.25インチ、総重量418g、バランスD0。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.7、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。
持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップの太さは、「JPX925ホットメタル」「JPX925ホットメタル プロ」アイアンよりも気持ち細め。でも、持ってみたオーラというかたたずまいは、何気に「いいじゃん!!」でした。「JPX925フォージド」アイアンは、よりシャープな印象。ワッグルしてみると、まあ、ヘッドの動き幅は極わずか。でも、素振りしてみると、「JPX925ホットメタル プロ」アイアンよりもよりシャープに振れそうな雰囲気でした。
実際に打ってみると、まずは先代同様ご機嫌なモデルであることは間違いありません。「JPX925ホットメタル プロ」アイアンほどオートマチックにボールが上がる感覚も、つかまる感覚もないけど、弾道の質が違うというか、「JPX925フォージド」アイアンの弾道の方がより重みがあって、ボクのイメージに近い感じでした。先代試打時はシャフトが「ダイナミックゴールド105」だったので、単純比較はできませんが、スピン量は約600rpm増えていました。先代よりも打ち出しがバラけているのは、ボクのスイングの問題ですが、軽いということで振れちゃっているのも、一因としてあるかもしれません。
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS38.3m/s、初速48.9m/s、打ち出し角20.2度、バックスピン量4782.2rpm、サイドスピン-1063.3rpm、飛距離169.7y
【ベスト】
HS38.6m/s、初速49.1m/s、打ち出し角20.8度、バックスピン量4872.5rpm、サイドスピン-915.4rpm、飛距離170.7y
打感はマイルドさ多めのソリッド系。でも、芯を外すと打感は結構変わります。その差は「JPX925ホットメタル プロ」アイアン以上なので、打ち手にしっかり認識させてくれるのですが、それでも出球にそこまで影響がでず、クラブがカバーしてくれる感じでした。音はサスティン短めの中高音系。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的には高弾道ですが、「JPX925ホットメタル プロ」アイアンほどオートマチックではない印象もありました。払い打ち系でも上がらないことはないと思いますが、ダウンブロー系のほうがしっかり上がりそうなイメージもありました。スピン量は「JPX925ホットメタル プロ」アイアンに対しても500rpmほど増加。この差が、ボクが感じた弾道イメージの差なのかもしれません。
出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。「JPX925ホットメタル プロ」アイアンよりも、やや操作性を意識した感じかな。ボクレベルでも、ある程度コントロールができそうな雰囲気はありました。まあ、その分ミスヒットの寛容性がわずかに低くなっている印象もあったけど、それでも意図しないスイングのミスをカバーしてくれる寛容性はあったと思います。
シャフトフィーリングと振り感ですが、今回試打した4モデルの中では最もシャープに振れました。そして、インパクト時のグニャリ感もなし!! でも、ボクが普通に振って芯を多少外したときは、“当たり負け”ほどではないけど、結構シャフトがしなっていたような感覚もありました。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/sあたりにオススメ。「JPX925」シリーズでは最も操作性を意識したモデルの印象ですが、決してシビア過ぎません。まあ、その辺は「ミズノプロ」シリーズのカバー域なのかもしれません。よって、この「JPX925フォージド」アイアンもかなり受け入れ間口が広い印象ですが、その中でもボク寄り、つまり、ある程度ダウンブローに打てるヒッターの方が、よりこのクラブの実力を享受できそうな雰囲気は感じました。冒頭述べたバックエースの厚みの件ですが、操作性と寛容性という二律背反を実現するためには必要不可欠なことだったのかもしれません。ボクは苦手ですが、気にならないという方には、意外と実戦的なアイアンかもしれませんね。
<ミズノ「JPX925フォージド」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:7.5▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9
■ヘッド:#5~#7【ボディ】ソフトステンレス(SUS431)【フェース】クロムモリブデン鋼(SCM420)、#8~GW=マイルドスチール(S25C)
■シャフト(重量/トルク/調子):「NSPRO950GH neo」(S=98g/1.7/中調子)
■価格:5本(#6~PW)セット12万6500円、単品(#5、GW)各1本2万5300円。※価格は税込み












