【オークモント(ペンシルベニア州)14日=亀山泰宏】米男子ゴルフの松山英樹(24=LEXUS)が難コースに自然体で臨む。今日16日に開幕する全米オープンに向けて練習場で調整。舞台となるペンシルベニア州のオークモントCC(パー70)は、同コースで行われた前回07年大会の優勝スコアが5オーバーという難関だが「いったトコ勝負でいい」と強調した。
松山に力みはない。コースは回らず、開幕2日前の14日は練習場での調整に専念。パッティンググリーンでテレビ解説のため現地入りした日本ゴルフツアー機構の青木会長と話す時も、終始にこやかだった。
3週前にもコースを訪れるなど、入念な準備を重ねてきたが「普通の1試合だと思ってやれればいい。特別に意識したからといって(うまく)できるなら毎回そうしています」。調子を問われても「いい状態かなと思いますけど、マスターズの時はいい状態でいったと思ったら悪かった。今の状態は気にしてない」と応じた。なるべくフラットな感覚を保とうとしている。
それはコースに対しても同様だ。「全部が難しい。誰が回ったって難しい。それはおもしろい」と素直な感想を口にする一方で、具体的なポイントには踏み込まない。「それ(動かすことが予想されるティーの位置)によって距離も攻め方も変わる。全く想像はできないので、いったトコ勝負でいい」。8番288ヤードのパー3で、風の状況によってはドライバーも選択することに触れた程度だった。
直近のメモリアル・トーナメントはスイングを微修正して臨み、予選落ちも「ここで勝つための準備をするだけだった。いい練習ができた」とうなずく。クラブも新しいものはほとんど試さず、精度を高めることに神経を注いできた。米FOXスポーツでは優勝候補の4番手に推され「(日本男子メジャー初優勝の)歴史をつくる可能性がある」と本場も注目している中、いたって冷静に開幕を迎えようとしている。

