男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズ(10日開幕、静岡・太平洋C御殿場C)のプロアマ戦が9日、同コースで行われた。

 前週の平和PGM選手権で大会連覇を達成して今季3勝目を挙げ、賞金ランクトップに浮上した谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)は、予選ラウンドで世界ランク7位の松山英樹(24=LEXUS)と同組。「試合ではなかなか回らないので、練習ラウンドと試合ではどう違うのか。(大学の)後輩でも(世界の)トップ10にいるすごい選手なので、いい勉強になると思います」と楽しみにしている。

 池田勇太(30=日清食品)とのデッドヒートが続く賞金王レースについては「意識は持っていますけど…。試合に入ると考えている余裕がないですし、いいショット、いいパットを打てていれば、自然と上に行く」とうなずく。さらに松山が「(2人の)賞金王争いを邪魔していければと思います」と話していたことを聞き、頬が緩んだ。「絶対邪魔でしょ!」と苦笑しつつ「そうは言っても、大会を盛り上げてくれるでしょうから」。後輩の軽口が、どこかうれしそうだった。