小田孔明(40=プレナス)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、首位と1打差の4位発進した。
「全部そこそこ、5メートル以内にはついてるんだけど、ことごとく外しました」と振り返ったように、4つあるロングホールで1つもバーディーを取れない中でスコアを伸ばした。2番で10メートルのバーディーパットを沈めた以外はアイアンで許容範囲に絡めてチャンスを量産。折り返しの10番からは3連続バーディーを奪った。
15年賞金王には発奮材料がたくさんある。今季は「チーム孔明」を名乗る秋吉翔太が初優勝を含む2勝とブレーク。他にも賞金ランクトップを走る時松隆光、同じく初優勝を飾った重永亜斗夢ら九州出身プロの活躍が目立つ。「みんな強くなった。自信を持ってゴルフをしてるよ」と目を細める。20年ほど前から始まったという「九州サーキット」でジュニアと一緒に回るなど、自らの経験と技術を地元に還元してきた小田にとって、後輩たちの成長は何よりもうれしい。一方で「まだ簡単に負けるわけにはいかん。(今季は)負けてるんだけど(笑い)。ちょっと、意地を見せたいよね」とプライドもにじませる。
燃える材料がもう1つ。4年前のこの大会では、石川遼にプレーオフで敗れた。その石川が14年以来の参戦となり、記憶をくすぐられた。「オレも思い出してましたよ、300対1」。ギャラリーの応援は石川に集中する圧倒的な“アウェー”だった。「今年は頑張って、プレーオフはせん。逃げ切ってやる」。残り36ホール、1打差の首位を捉えて一気に抜き去る腹づもりだ。

