渋野日向子(22=サントリー)がホールアウト後、2カ月超の長期米国遠征計画があることを明かした。

前日12日に自身の公式サイトで、今年のメジャー初戦ANAインスピレーション(4月1日開幕)に出場、その後も米ツアー参戦予定と表明。全米女子オープン(6月3日開幕、ともに米カリフォルニア州)までの米国滞在も示唆した。この日はプロ3度目のバーディーなしの4ボギーで38位に後退。ゴルフが乱れた要因の強風対策も、米ツアーでの課題に挙げた。

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渋野が“片道切符”で米国に乗り込む。ホールアウト後、前日に表明した4月のANAインスピレーション出場後の日程を問われると「何カ月行ってもいいような準備で行く予定」と回答。メジャー以外の大会は出場権がないが、主催者推薦で4月以降の出場を模索する。

6月の全米女子オープンまで滞在する可能性を問われると「そういうプランもあります」と明かした。昨年の予選会中止で実現しなかったが、当初は21年から米ツアー参戦を計画。何より4位だった昨年の全米女子オープン後に「この悔しい気持ちは米ツアーでしか晴らせない。絶対にここでまた戦いたい」と話していた。

思いの強さに加え、目標の東京オリンピック(五輪)出場と新型コロナウイルスも長期遠征を計画させた。東京五輪の強化指定選手の渋野は、帰国後2週間の自主隔離が緩和され、特例で試合出場が可能だった。だがその制度は停止中。それどころか「2週間練習ができない。言い方は悪いですけど無駄になってしまう」と話した。五輪出場選手は全米女子プロ選手権(6月24~27日、米ジョージア州)後の世界ランキングで決定。当落線上の渋野としては、ポイントの大きな同選手権出場、米滞在3カ月の可能性もある。

この日、最大瞬間風速18メートルという強風で、18年アース・モンダミン・カップ第2ラウンド(R)、20年スコットランド・オープン第1Rに次ぐバーディーなしだった。日米通算プロ50戦目で3度目。「風と友だちになれなかった。風の影響をどれぐらい受けるか日本で把握して米国で」。米ツアーを見据えた戦いは、始まっていた。【高田文太】