【ランチョミラージュ(米カリフォルニア州)2日=高田文太】首位から出た渋野日向子(23=サントリー)が、崩れた。2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの77と5つ落として回り、通算4アンダー、212で21位に後退。前日1日の第2ラウンドまで好調だった、ショットが安定感を欠いた。

16アンダーの首位ジェニファー・カップチョ(米国)とは12打差。メジャー2勝目は厳しくなった。渋野と入れ替わり、5アンダーの笹生優花が11位で日本勢トップとなった。

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前日までとは別人のように、ショットが乱れた。序盤の2番パー5。渋野はティーショットを右に曲げると、第2打は左、第3打はグリーン後方と、いずれもラフに入れた。それでも第4打でチップインバーディー。取り囲んだ多くの観衆から大歓声を浴びた。だがこれが、この日最大の見せ場だった。首位に立った前日の66から11打も多い77。「曲がった1日。すごく悔しい。全体的にダメダメな日だった」。唇をかんだ。

7、10番とダブルボギーを2つもたたいた。ともにティーショットを曲げ、ラフに入れていた。第1、2ラウンドがともに78・6%だったフェアウエーキープ率は、57・1%に落ちた。この日の77は、ともに20年のAIG全英女子オープン第2ラウンド、ANAインスピレーション(現シェブロン選手権)最終ラウンドの78に次いで、メジャーではワースト3番目。緊張はしていた認識はあったが、睡眠も体調も万全だった。それでも「宙に浮いている感じ」と、地に足がついていなかった。「あとは気持ちの問題」と結論づけた。

勝ちたいという欲が出たのか-。「欲というか。上位に居続けたいという思いはあった。一番上にいる厳しさは、何回味わっても無理というか慣れないというか」。首位の戦い方で気付いた点については「ないです。知りてぇ~(笑い)」と話した。守りに入ったかと問われれば「守れもしなかったというぐらい曲がった。1つ曲がると怖くなってしまう」と、内心は葛藤の連続だったと明かした。

ただメジャー出場10大会目で、首位に立ったのは4大会目とあって成長も感じた。「後半は何とか修正できた。ラウンド中に修正できるようになった」。17番パー3で、1メートルにつけてバーディーを奪ったティーショットは、大きな1歩だった。「まずはトップ10、頑張りたい」。メジャー2勝目は遠ざかったが、最終日へ気力は衰えていない。