日本女子プロゴルフ協会の最年少プロ桜井心那(ここな、18=フリー)がプロ初優勝を飾った。通算9アンダーの首位タイから出て68で通算13アンダー、203。同じ最終組の川崎春花、3組前の仁井優花という昨年11月プロテスト同期合格のルーキー対決を2打差で制した。

川崎、仁井と並ぶ10アンダーの首位で迎えた12番からスパートをかけた。まず3メートルのチャンスを沈めた。実測174ヤードの13番パー3は6番アイアンのショットがピン5ヤード手前に落ち、カップに触って奥50センチへ。左ドッグレッグの16番パー5はドライバーでショートカット、残り約200ヤードを5番ウッドでピン左約20メートルに2オン、イーグルトライをOKに寄せた。後半の3バーディーで抜け出した。

ルーキーイヤーのステップ・アップ・ツアー6戦目の「プロ初優勝」は、必然だった。「初戦でかなりいけそうという手応えがあって“まだかな”と。優勝争いはもうできると思っていました」。過去5戦で2度、昨秋の同期合格者が勝っていた。次は自分の番という思いはあった。

だからと言って、おごりはない。「ツアーの推薦は簡単にもらえない。仮に出場したとして予選通過はできても、上位で戦う力はない。今年はステップでもまれて戦っていければ、と思っています」。出場優先順位を決めるQTランクは117位だから、今季主戦場はステップ・アップ・ツアー。力を蓄え、今秋QTで来季ツアー出場権を狙えばいい。6日にツアー競技サントリー・レディースの主催者推薦選考会に出るが、それはあくまで経験だ。

名前の「心那」に意味がある。「那」が表す美しさ、豊かさ、穏やかさに満ちた心を持って-。2004年(平16)2月13日生まれの“最年少プロ”が確かな1歩を踏み出した。