2度の賞金女王に輝いた鈴木愛(29=セールスフォース)が貫禄のプレーを見せつけた。

上がり4連続を含む8バーディー1ボギーの7アンダー65。2位に3打差をつけるロケットスタートを決めた。

一時は優勝から遠ざかった時期もあったが、昨年8月の北海道meijiカップで2年1カ月ぶりに優勝。今季も開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースを14位とし、「開幕からショットもパットも安定している」。

オフには再現性の高いスイング作りを意識した。

“心技体”という言葉があるが、鈴木にとっては“技体心”の順。「メンタルの前に技術がないと意味がない」と考えており、「私は下手くそなので練習するしかない。メンタルを作る前にスイング作り」と言い、取り組んだ。

その中で、昨季前のオフから年間を通じて戦える体作りを意識し、体幹トレーニングも開始。「しんどい、しんどいトレーニングをやった最後に体幹を何種類もやったりする」と、ケアも含めて3時間にもなるハードなものだった。

だが、そのおかげで「ここ数年は苦しかったけど、(昨季は)手超えのあるシーズンだった。もっとやればという手応えを感じた」。アップダウンの激しい今大会のコースも軽やかに「上れました」。疲れ方も「マジで違いました」と効果を感じている。

今大会優勝に向けてもモチベーションも高い。

「全米女子オープンに出たいんですよ」

鈴木は15年、米ペンシルベニア州のランカスターCCで行われた全米女子オープンに出場した。32位に終わったが「コースがすごい好きで。戦略性がすごいんです」。5月30日に開幕する今年の全米女子オープンが同会場で行われるとあって「また行ってみて、当時と比べてどれくらいできるか」と出場に意欲を見せる。

4月3日時点のロレックスランキング75位以内に入れば出場権を獲得できるため、「早いうちに決めときたい。順位を上げたいなと思っています」。

世界に挑むためにも、ここは負けられない。