今季から米ツアーに参戦する岩井千怜(ちさと、22=Honda)が待望の初優勝を飾った。1打差2位から出て7バーディー、1ボギーの66で回り、通算12アンダーの276で2位に6打差をつける逆転独走優勝。日本では既に通算8勝のホープは、最高峰の舞台でも8試合目で実力を示した。今季は竹田麗央、西郷真央に続き、日本勢は早くも3勝目。開幕12試合全てで10位以内に入っている。

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岩井姉妹と親しい国内ツアー通算3勝の桑木志帆(22=大和ハウス工業)が「本当にすごいと思う」と祝福した。姉妹とは同じ21年6月プロテスト合格の同期。昨年のメルセデスランクは岩井明愛が3位、千怜が5位、桑木が6位だった。競い合った岩井千について「我慢強く、どんな状況、場面でもあきらめない精神力がある」と評した。

さらに「技術はすべて向上している」とする一方、「どんなに強くなっても飾らない。誰に対しても気配りできる人」と変わらない良さも感じている。「優しくて気遣いができる」という性格がプレー中も出ているという。「同組選手のパットの時、『入れ!』と小声で言っていて。ライバルでもあるのに応援している。いいプレーは『すごいね』と素直に褒める。すごいなと思いました」。

同学年で仲良しでもあることから1月、姉妹と合同でタイ合宿を敢行。つかの間のオフは3人でバナナボートやパラセーリングを一緒に楽しんだ。「トレーニングで弱音を吐かない。遊びも全力」と感心した。

桑木も岩井姉妹同様、次週の全米女子オープンに出場する。「私もいい刺激をもらえた。頑張ろうと思います」と意気込んだ。