4打差9位から出たレフティーが、初優勝の圏内につけた。

プロ本格参戦4年目の細野勇策(22=三共グループ)が7バーディー、1ボギーの65で回り、通算11アンダーの131。首位とは1打差の4位に急浮上した。

「ティーショットも良くなくて、調子はあまりいいと思っていないが、結果はついてきているので、全体的にはいい流れだと思う」

淡々と取材に応じたが、前半16番からの5連続バーディー、特に15メートルをねじ込んだ1番パー5について「ラインは難しくて、上って若干下りになるところのスライスしてフックだったので、距離感だけ合わせて、ボギーにして悪い流れにしないように考えていたのでラッキー」と、表情を崩した。

3週前のロピアフジサンケイ・クラシック(3日間の短縮競技)は、首位で最終日を迎えながら、16番パー3で池ポチャを連発させ、まさかの「11」をたたく大崩れで21位に終わった。

「自分の中では(気持ちが)切れないのが持ち味。あの時は怒っちゃって、自分を見失っていた。(自分に言い聞かせることが)できなかったので、ああいうスコアになった。2度とないようにすればいい」

細野が優勝すれば、日本人の左打ちでは91年ダイドードリンコ静岡オープンの羽川豊以来、34年ぶり。外国勢を含めれば、18年ミャンマー・オープンのP・ピーターソン(米国)以来になる。

「1日を通して、すごくいいゴルフはできた。あと2日、いい位置でプレーできると思うので、しっかり伸ばしていきたい」

昨年の賞金ランキング35位のホープが、今度こそ悲願をつかみ取る。

◆細野勇策(ほその・ゆうさく)2003年(平15)1月9日、山口・山陽小野田市生まれ。心臓に持病があり、生まれて2カ月で手術を受ける。ルネサンス大阪高卒、21年にプロ転向、22年からツアー出場。今季はトップ10入り3度。177センチ、74キロ。