佐久間朱莉(22=大東建託)が、悲願の年間女王の座を獲得した。
年間女王を決めるポイント(メルセデス)ランキングでトップを走り続けた佐久間。この大会を含め、残り2試合で連続優勝すれば唯一逆転の可能性があったポイント2位の神谷そらが、この日の第2ラウンドで予選落ちが決定。そのため、佐久間が今週末、及び最終戦を待たずして年間女王を確定させた。
首位から出た佐久間はこの日、6バーディー、2ボギーの67で回り、通算10アンダーの132でトップを守った。73で回った神谷は、通算5オーバーの76位で予選を通過できなかった。
女王決定のインタビューでは「まだ実感は湧かないが、みなさんにお祝いしていただけて本当にうれしいなと思う。まさか自分が年間女王を取れるところまで、こられるとは思わなかったので、たくさんの方に感謝したい。今年は勝てたらいいな、今年こそ勝てたらいいなと、シーズンに入ったが、(ここまで)4勝も挙げられてうれしく思う」と話すと、涙があふれてきた。
埼玉・川越市生まれで、12月に23歳を迎える佐久間は、埼玉平成高卒で21年6月のプロテストにトップ合格。尾崎将司の門下生にあたり、プロ5年目の今季は4月のKKT杯バンテリン・レディースで待望のツアー初勝利を挙げると、10月のマスターズGCレディースで4勝目。史上7人目となる獲得賞金2億円を突破し、今大会で5勝目を狙っている。
かつて年間獲得賞金額トップの「賞金女王」が最高の選手としてきたが、米女子ツアーにならい、22年から各試合の順位に応じたポイントを選手に配分。その年間1位が「年間女王」とされ、年間最優秀選手賞とツアー4年間のシード権が付与される。
22、23年は山下美夢有が年間女王になり、24年は竹田麗央が獲得。2人は新人として臨んだ今季の米女子ツアーでも、即優勝を果たすなど活躍している。
◆佐久間朱莉(さくま・しゅり)2002年(平14)12月11日、埼玉・川越市生まれ。埼玉平成高入学前の18年3月、尾崎将司が設立の「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」入門(同じ1期生に西郷真央)。21年6月に初挑戦のプロテストにトップ合格。同年11月の下部ツアー京都レディースでプロ初勝利。25年4月KKT杯バンテリン・レディースでツアー初優勝、ブリヂストン・レディースで初の完全優勝、6月アース・モンダミンカップで3勝目、10月マスターズGCレディースで4勝目。今季ここまで平均ストローク(69・9)や年間トップ10(18回)などでツアー1位。155センチ。家族は両親と兄。

