昨季年間女王の佐久間朱莉(23=大東建託)が、大会コース記録に並ぶ「62」のビッグスコアで、一気に首位に浮上した。首位と4打差の17位から出て10バーディー、ボギーなしで、通算11アンダー、133。2位の永井花奈に2打差をつけた。03年大会第2ラウンドで、具玉姫(韓国)がマークした従来の大会コース記録に23年ぶりに並んだ。自身のベストスコアも、2年ぶりに1打更新した。
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走り出したら止まらなかった。インスタートの2ホール目、11番パー5で、バンカーからの第3打を2メートルにつけて伸ばすと、佐久間のバーディーラッシュが幕を開けた。5番も伸ばし、まずは連続バーディー。さらに16~18番、3~5番と2度の3連続バーディーなどで、首位を守っていた永井を抜き去った。最後は7番パー5。残り76ヤードからの第3打を2メートル余りにつけて伸ばした。2日間ボギーなしは、出場108人の中でも佐久間ただ1人だった。
23年ぶりの大会コース記録に並んだことは「さっき知った」と驚いた。「この難しいセッティングで、10アンダーを出せたのは、本当によくできたと自分でも思う」と納得顔。10個のバーディーパットは最長で4メートル。ショットがさえ、難しい2~3メートルのパットも次々と沈めた。スタート前は5つ伸ばすことが目標だったが「倍いけた。ラッキーって感じ」と笑顔が弾けた。
師匠の「ジャンボ」尾崎将司さんを、昨年末に亡くした悲しみは消えない。ただ悲しみを引きずり、オフを無駄に過ごすことこそ師の教えに反すると知る。2月の米アリゾナ合宿では、ファンの山本由伸投手目当てにドジャースキャンプに行き、米男子ツアーの松山英樹を見るなど刺激を受けた。「結果は後からついてくる」。開幕戦から進化を見せつける。【高田文太】

