約800万人という団塊世代の1947年(昭22)生まれ。元気で2回目の東京オリンピック(五輪)を迎えられることを喜んでいます。ナハッ!

前回の東京五輪は、高度経済成長の真っただ中で、多感な17歳でした。今でも荻窪駅の南口にあるラーメン店「三ちゃん」のカウンターで、開会式を見たのが印象に残っています。当時は敗戦からまだ19年。各国の代表団が行進するのを見て「平和の祭典」という思いを強くしました。

一番、ショックだったのは柔道の無差別級決勝で日本代表の神永昭夫選手が、オランダのアントン・ヘーシンクに負けたこと。日本でやる初の五輪で、初めて競技種目になった日本の国技とも言える柔道での完敗。高校の修学旅行先の旅館で同級生と見ましたが「デカいやつにはかなわない」と強く思いました。

あれから56年。アマチュアの祭典だったはずの五輪も、大きなお金が絡むビジネスになっちゃいました。五輪もいいですけどパラリンピックに、もっとスポットを当ててほしいですね。

今回の五輪で期待するのは、男子の体操。1日練習を休めば、元に戻るのに10日はかかるという過酷な条件の中、体操ニッポンの選手たちは頑張っています。ロンドン、リオと個人総合で連覇中の内村航平選手(31)は昨年から不調ですけど、来月からの全日本選手権、NHK杯でぜひ出場権をつかんでほしい。鍛え上げられた筋肉も素晴らしいけど精神力、運がなければ大舞台では頂点に立てない。内村選手は、それを持っている人です。団体連覇へ向けてひねり王子こと白井健三選手(23)にも、頑張ってほしいですね。

あと、昨年2月に左足くるぶしを骨折して、ボルトが入ったまま全力疾走禁止の身としては、人類最速を決める陸上男子100メートルに注目しています。厚底シューズがOKになったマラソンでは、記録更新とともに、どんなドラマが生まれるか楽しみですね。ナハッ!(291人目)