物心がついて、最初にインパクトがあったのが、96年のアトランタオリンピック(五輪)のサッカーの「マイアミの奇跡」。父親(フリーアナ生島ヒロシ)がTBS「スーパーサッカー」のキャスターをやってましたからね。僕も、小学校でサッカー部の“サッカー小僧”でした。中田(英寿)も活躍しましたが、主将の前園(真聖)選手の印象が強いです。

個人的には12年のロンドン五輪の印象が大きいです。開会式とかのイベントが盛り上がっていた。スポーツの祭典ですけど、自分の専門のエンターテインメントの視点で見ても、盛り上がった。1912年(大元)のストックホルム五輪から48年ロンドン五輪までは、芸術競技があったんですよね。開会式から閉会式も含めて見ると、ロンドン五輪が面白かった。

僕自身も今、東京五輪を文化的な側面から盛り上げるために「Tokyo Tokyo FESTIVAL」というプロジェクトに参加しています。「天空の城」といわれる兵庫の竹田城で「TRICK」などの堤幸彦監督の演出でダンスを踊る予定があります。

競技としては新種目の空手にボルダリング、スケボーを楽しみにしています。個人ではロンドン、リオ五輪で男子体操個人総合2連覇の内村航平選手に期待しています。種目別の鉄棒に絞った今月の全日本選手権では、1位の得点をマークしました。まだ、出場は決定してないけど、頑張ってほしい。正直言って絶対無理だと思ったけど、そこからぶち破ってくるキングのものすごい努力と、精神力は素晴らしいと思います。

あと、スマホの待ち受けにしている水泳の池江璃花子選手。白血病からの復活で、五輪の出場を決めました。この体操と水泳の2人は逆境から努力で、絶対に無理だと言われていたところから復活して来ました。

五輪まで100日を切って、新型コロナの3度目の緊急事態宣言になっています。五輪は3カ月後ですけど、なんとか選手たちが競技そのものに集中できるようにしてほしい。選手たちの努力を無駄にしないでほしいですね。(345人目)