日本ラグビー協会は8日、7月に開幕するパリ五輪(オリンピック)のマッチオフィシャル(レフェリー団)に桑井亜乃さん(34)が選出されたと発表した。

桑井さんは7人制日本代表「サクラセブンズ」の一員として16年リオデジャネイロ五輪に出場。代表選手、レフェリーとして五輪に出場するのは、男女含めて世界初となる。

北海道出身の桑井さんは中京大を卒業し、7人制代表32キャップ、15人制代表1キャップを持つ。3年前にレフェリーへ転向後、五輪のピッチに立つことを目標としてきた。

日本協会を通じて「心が折れそうになった時もありましたが、たくさんの方々に応援していただいたことで、何度も勇気をもらいました。今まで準備をしてきたことをオリンピックという舞台で発揮すること、プレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出せるように、私自身もベストを尽くして参ります。皆さまのご期待に添えるように、また日本ラグビー界の発展に少しでも貢献出来るように頑張っていきます」などとコメントした。