2選手が同時にスタートして着順を競うスノーボードクロスで機械の故障のために片方のスタートゲートがうまく開かないトラブルが複数回あり、試合が何度も中断された。短時間では修理ができず、ゴムチューブを使って手動で合図する方法で再開した。

 日本の二星謙一ヘッドコーチは「こんなの初めて」とあきれ顔だった。小栗大地(37)の決勝トーナメント1回戦でも問題が発生した。小栗は通常通りにスタートできたが、対戦相手のゲートが開かなかった。再レースでも正常に作動せずに中断。約40分後、左右のゲートの端にくくり付けたゴムチューブを係員が手放すのをスタートの合図として再開した。