【パリ=藤塚大輔】世界ランク10位の大堀彩(27=トナミ運輸)が2-1(11-21、21-14、24-22)で同20位のヤオ・ジア・ミン(シンガポール)を下し、準々決勝進出を決めた。最終第3ゲーム(G)は一進一退の攻防となった中、ジュースの末に奪取。初の五輪で8強の扉をこじ開け「勝ち切ることができて本当によかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
第1Gは2-5から7連続失点。サーブレシーブでのミスや相手の緩急に苦しみ、大差で落とした。後がなくなった第2Gでは「このままでは終われない」と奮起。足元を狙われた羽根をしぶとく拾い上げ、身長169センチの高さを生かしたショットで攻め抜いた。
最終第3Gは、最大点差が「3」の大接戦に。終盤はマッチポイントを取り合う展開となった中、「いつも通り」と心の中で唱え、冷静にラケットを振った。激闘に終止符を打つと、コートに倒れ込みながら喜びを表現。「初めて自分を信じてプレーができた」と成長を実感した。
中1日で迎える3日の準々決勝では、世界ランク4位のカロリーナ・マリン(スペイン)に挑む。「ここに来るまでの準備段階で私ができることは全てやってきたつもりなので、あとはやるだけ。今日の1ゲーム目の失敗を次は絶対にしないように気持ちを切り替えて、皆さんの前で私らしい姿が見せられるように準備したい」と力を込めた。
◆今大会の日本勢(1日終了時点) 混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組は3位決定戦へ出場。女子ダブルスの志田千陽、松山奈未組は準決勝進出。女子シングルスの山口茜、大堀彩は準々決勝進出。男子シングルスの奈良岡功大、西本拳太、男子ダブルスの保木卓朗、小林優吾組、女子ダブルスの永原和可那、松本麻佑組は敗退した。



