世界選手権で2年連続3位の金博洋がSP2位から逆転した。

 冒頭で超大技の4回転ルッツを鮮やかに決めると、3種類4本の4回転ジャンプを組み込んだ構成を大きなミスなくまとめて技術点で圧倒。「SPとフリーで完璧な演技をそろえることができてよかった」と相好を崩した。

 今季は両足首のけがに苦しみ、昨年12月のグランプリ・ファイナルを欠場。その後は「これまでにないくらい練習してきた」という。初の五輪へ弾みをつけ「順位は考えずに今回のように完璧な演技をしたい」と力を込めた。