男子フリーで初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が148・36で5位、順位点の合計を38点とし日本は5位のままだった。

 冒頭の4回転サルコーは2回転に。続くジャンプも2回転になった。中盤で構成を変更し4回転に挑戦したが、軸がぶれ転倒した。スピンでは回転が乱れ手をつく場面もあった。その後のジャンプは大きなミスなく演技を行った。演技後は冴えない表情をみせ首を振った。田中は「立て直しができなかったのが悔しい。(4回転ジャンプができなかったのは)6分(練習)からいいイメージができなかった。悔しいフリーだったので、引きずらないように、個人戦に挑みたい」と振り返った。

 パトリック・チャン(カナダ)が、冒頭の4回転-3回転など成功させ、その後のジャンプで転倒するなどしたが、179・75点で優勝した。

 ◆フィギュアスケート団体 前回ソチ五輪から採用された。10チームが出場。男女各1人、ペア、アイスダンス各1組でチームを構成し、種目ごとに1位に10点、2位に9点…10位に1点が与えられ、チームごとの順位点合計で争う。SPの上位5チームがフリーに進む。2種目まではSPとフリーで異なる選手を起用可能。個人種目が始まる前に計3日かけて実施される。ソチでは開催国のロシアが優勝し、羽生を擁した日本は5位に終わった。