11日に韓国入りしたフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦(23=ANA)が12日、五輪本番会場のサブリンクで初練習を行った。

 午後7時5分から練習をスタートすると、ゆっくりとスケーティング。5分ほどするとスピードを上げていき、13分に1発目の1回転トーループを跳んだ。間になめらかな滑りを挟みながら、2回転トーループ、1回転サルコー、1回転サルコー、1回転フリップ、1回転ルッツ、1回転ループ、1回転ループ、半回転のアクセル、最後は3回転半(トリプルアクセル)。計10本のジャンプのみを跳び、15分で練習を切り上げた。1回転8本に、2回転1本と、トリプルアクセル1本。いずれも大きな跳躍で調子の良さを伺わせた。

 リンクを降りると、「お疲れさまでした。ありがとうございます。また、明日よろしくお願いします」と笑顔で会場を後にした。13日午前には、本番のリンクで練習し、その後に記者会見を行う予定だ。