平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の大会組織委員会は2日、約1万5000人が参加する予定だったボランティアのうち2000人超が辞退を申し入れ、大会を離れたと明らかにした。

 体調不良や他の用を優先するとの理由が多いという。辞退者が出る可能性を考慮して多めに採用したため、運営に影響はないとしている。

 組織委によると宿舎で温水が出なかったり、移動のバスの到着まで屋外で長時間待たされたりと、勤務環境の悪さを訴える声が上がっていた。組織委の李熙範会長が1月31日に「大会の成功にはボランティアの活動が不可欠。勤務条件の改善に最善を尽くす」とのコメントを発表していた。