日本オリンピック委員会(JOC)は23日、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)に参加した選手らの帰国後の報告会や祝賀会について方針を一部緩和し、出身または在籍中の学校が開催する場合は外部への公開を認めると発表した。国際オリンピック委員会(IOC)から了解を得たため。学校以外の取り扱いに変更はなく、所属企業については従来通りで認めない。

 JOCは五輪スポンサー以外の企業や団体(自治体、競技団体は除く)が五輪壮行会や報告会を報道陣に公開することは「アンブッシュ(不正便乗商法)」に当たると競技団体に通達していた。

 五輪への便乗防止を目的にした措置だが、この方針に対し「行き過ぎ」という批判もあり、JOCは同日までIOCと協議した。学校に関してはスポンサーとの関連が薄いため、公開しても問題がないとの結論になった。ただし生徒募集などのプロモーションに利用することは禁止する。