平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)代表で個人総合首位の渡部暁斗(北野建設)が優勝、4連勝で今季5勝目を挙げ、通算14勝とした。1シーズン5勝は自己最多。

 前半飛躍(ヒルサイズ=HS134メートル)で130・5メートルを飛んで首位に立ち、2位に16秒差をつけてスタートした後半距離(10キロ)も危なげなく逃げ切った。

 他の五輪代表勢は山元豪(ダイチ)が自己最高に並ぶ7位に入り、渡部善斗(北野建設)が8位、渡部剛弘(ガリウム)が19位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は26位だった。

 清水亜久里(ユーグレナ)は17位、曽根原郷(東京美装)は22位、加藤大平(サッポロノルディックク)は24位、永峯寿樹(明大)は25位、伝田英郁(早大)は30位。

 ◆渡部暁斗の話 (W杯では)普段聞くことのない日本語の声援を聞きながらレースして楽しかった。ジャンプも距離も日によってまだ波がある。(五輪に向けて調子を)まだ上げていきたい。

 ◆渡部善斗の話 (後半距離の)最後がうまくいかなかった。ジャンプにしても距離にしても、すごくもやもやした部分が残っている。(次戦は)両方とも良くなれば。